1|四つの街と巡礼の旅

「ああ、おいたわしや、お兄さまお姉さま!」

Introduction

不幸にも命をおとしてしまったあなた。
もはやこれまでと思ったそのとき、
目の前に見知らぬ男性が現れました

「ああ、おいたわしや、お兄さまお姉さま!」
死先案内人(天使)を名乗る彼によると、
幸運なあなたはやり直しのチャンスを与えられ、
これから一ヶ月かけて祝福の塔を昇っていくのだといいます。

各層にある町の巡礼を終えた時、あなたは街の主を一人選んで
祝福(ギフト)を授かり生き返ることができます。

あなたはどうして命をおとしてしまったのですか?
また、最後にどんな"自分"を選びますか?

第一層:盲目の街

賢さ、平等さを司る眠らない街。
高くそびえるオフィスビルはいつの時間も明かりがともり、休むことなく研究が続けられている。
街の主は不格好なほどに背が高く、不気味なほどに規律正しい。 

第二層:疑心の街

強さと勇気を司る砂の街。
にぎわう市場と人の波に垣間見える奴隷の姿。
領主を務めるのは弱肉強食の街を治める青年。

邪知暴虐の圧制者か、それとも疑心の王か。

第三層:愚者の街

優しさと愛情を司る、おだやかな日の光に照らされた街。
古びたレンガと質素な食事。
誰も悲しむことは無く、人と人が愛し合って暮らす。
主を務める少女は朗らかな笑顔を絶やさない。

第四層:傲慢の街

 

美しさと自尊心を司る虚像の街。
宮殿そのものが街となり、影のようなものが時折動く。
その中央に控える主は、巡礼者に己の醜さを突きつける。
残酷で、慈悲深く、冷徹で、正直で、だからこそうつくしい。 

第零層:離別の間

塔の地下に位置する真っ白なこども部屋。
天使のための部屋であり、おもちゃが散らかっている。
この部屋の主たる天使たちは、巡礼者たちに最後の選択を迫る。

祝福を選び、再び人生をやり直しますか?
祝福を選ばず、塔で天使たちのおもちゃとして暮らしますか?
それとも、人生をすべて捨てて新たな人生を歩みますか?